第7世代とは・・・?

主題は錬金術を新しい文化として取り入れようとする一人の少女の夢を追う物語である。
今から書かれるのは、それよりも前のお話の一部である。

世界は果てしない戦争の元にあった・・・。
フェニト(後のフィーロ、以後王国)、旧ファイゼン(後のファイゼン、以後旧国)二国が激しくぶつかり合う中、回を追うごとに無駄な戦力の削りあいとなり、ついにはお互いに力尽きようとしていた時のことであった。

ある日、前線に出ていた一人の旧国の騎士が、戦争で怪我をして国境の谷に落ちた。
彼は旧国の中でも一番の実力の持ち主であったが、ひたすら戦うことで力を追い求めていたのがいけなかった。
谷に落ちた彼は、偶然ある力が封じられていた黒い棺を発見してそれを開けてしまった。
それには一人の少女が眠っていた。そして、少女は目覚めた。
少女は『ファントム』という、過去に世界を闇に堕そうとしていた『悪夢の根源』だった。(だが、ファントムが何故この世界に存在しているのかは誰にも分かっていない。)
「力を求めし者、汝に世界を変える力を与えよう。」
彼女、いや彼がそう言うと、力を欲していた騎士は快く受け入れた。
「ああ、この俺に最強の力をくれ!」
そして、彼はファントムの力を得たのであった・・・。

騎士が谷に落ちてから3日経った。
この日も相変わらず戦争は行われていた。たとえ、それが無駄であることが分かっていても。
だが、この日から違っていた。そう、彼がいたのだ。
旧国は彼のおかげで勝ち続けていた。
王国も止めようとはするが、彼の力の前には誰にも敵わなかった。
しかし、『ファントム』がそう簡単に彼の力になったわけではなかった。
それは、ある日の戦いの時だった・・・。
(以下省略)

※多分、書かれないと思います。