単語集
まぁ、簡単に言えば物語に出てくることを書いていきます。
ちなみに、物語追加ごとに増えていきます。(多分
追加順に下へ積んでいきます。
―第1章―
ベアルトリス
空に浮かぶ大地のこと。
昔は地上にあったものだが、長き大戦により大地は荒廃したため、幾人もの技術者により空へと再生させたものである、と言う言い伝えがある。
ベアトリーチェ
空の大地ベアルトリスを支える「塔」にある、ベアルトリスの中心の都市。
塔の中へ入る手段は宮家と一条家しか知らないらしい。
一条宮(いちじょうきゅう)
一条家が住んでいる屋敷。
宮家の配下にあり、一番最初に命令が届く所。
一条家の当主は一条真之介(いちじょうしんのすけ)。
宮家(みやけ)
ベアルトリスの頂点に立つ王家のこと。または、王家の屋敷のこと。
宮家はそれぞれの地域に9つの都を置き、小国としてそこを管理させている。
だが、一条家が住む一条宮のみは宮家の下に置かれており、今や支配を受けている。
総統(そうとう)
王である、「ブロレンクス・ファイゼン」のこと。
過去に王家に変わって統治を行った一条家から行政権を奪ったことにより、王から総統へと格を変えた。
だが、「王」と言うには何かが違うそうであるのだが・・・?
一条理子(いちじょう りこ)
4月6日生まれの19歳。女性。
風の力を操る守護神の力「荒須風」を扱う。
咲芽米斗(さくが まいと)
7月3日生まれの18歳。男性。
九重条を支える家系のひとつに生まれた運命からは逃れられない・・・?
八条瑞穂(はちじょう みずほ)
9月10日生まれの18歳。女性・・・らしいが、男性だと言う噂も?
(なぜか)理子公認である『理子様ファンクラブ』の会員No.1である。
理子様ファンクラブ
密かに理子に対して思いを秘めている少女たちが立ち上げたもの。
ある日、理子の外出中に理子自身が存在を見つけてからは認められたらしい。
創設者はもちろん、会員No.1である八条瑞穂。
二条宮(にじょうきゅう)
二条家が住んでいる屋敷。
二条宮のある都市アルフィンを見渡せる丘の上に建っている。
二条家の当主は二条桃香(にじょう とうか)。
アルフィン
二条宮がある都市。
塔が支えている大地の一部の名を指すことから、一般には地域名として呼ばれている。
位置はご想像にお任せしよう…。
街道(かいどう)
塔から地上に降りる通路。
地上にもこれが敷かれている所から外はとても危険だと言われている。
噂によれば、空の大地から落ちて雲海に飲まれて死ぬとか言われている。
二条朱禰(にじょう あかね)
8月8日生まれの16歳。女性。
火の力を操る守護神の力「火虞耶(かぐや)」を扱う。
二条家ではお騒がせ者らしいが、彼女なりの何かがあるようだ…。
三条宮(さんじょうきゅう)
三条家が住んでいる屋敷。
とても静かで、9つの宮の中では、一番穏やかな場所。
本宮と離宮の二棟の構成であるが、涼歌が当主を務めると、離宮が使われなくなった。(その理由は分かっていない)
三条家の当主は御子も務める三条涼歌。
フォーレン
三条宮がある都市。
街はとても平和で穏やか。
セクタ
街道の地下をはしる通路。
大陸を支える動力同士が連結して通路と化した。
セクタ稼働部(かどうぶ)
塔からのエネルギーを受け取り供給できるような動力がある部分。
通路の側面内部はここである。
三条涼歌(さんじょう すずか)
6月16日生まれの17歳。女性。
水の力を操る守護神の力「涼華斉」を一番強く受け継いでいる。
既に結婚していると言う噂もあるのだが、もちろん嘘である。
トランシーバー
通常は、同じ機器同士で半径100m以内の範囲でお互いに通信ができるものを指す。
だが、この世界では、ベアルトリス全域にいたるまでに使うことができるが、もちろん相手もトランシーバーでなければならない。
異国の古代文明の遺産であるという説がベアルトリスではあるのだが、誰がどうやって持ち出したのかは分かっていない。
Dフォン
異国の古代文明の遺産であるトランシーバーを改良(というか、改造)したもの。
通信範囲がベアルトリス全域なのに加え、Dフォンに搭載されている『ダイヤル』という番号の書かれたボタンを特定の順番で押すことによって、その番号が登録された別のDフォンとだけ通信ができるようになった。
ベアトリーチェでは、よく使われており、簡単に扱えるというところから100%の普及率を誇っている。
しかし、米斗は使ったことがないらしい。
学都(がくと)
→クローレン
クローレン
五条宮がある都市。
通称『学都』とも呼ばれ、学者や高位な地位を目指す者は必ずこことの関わりを絶つことができない。
ベアトリーチェに住む大臣や家臣はほぼここで勉学を励み、出てきたという。
五条宮(ごじょうきゅう)
学都クローレンにある屋敷。というか、通称『学都会長室』。
ここの当主は通称『委員長』と呼ばれている、五条優花。
五条優花(ごじょう ゆうか)
10月30日生まれの13歳。女性。
幼いころから学都でたくさんの知識を得て、わずか10歳で大学校級の知識を得て、10段飛び級という快挙を成し遂げた。
だが、裏(優花をよく思わない一部の生徒)の間では『親殺し』として広まっているらしい・・・。
四条瑠梨(しじょう るり)
4月29日生まれの15歳。女性。
二条家に仕えているが、今は剣の修行中。
異国に伝わる古き時代の服装と髪の結い方が特徴。
七条科鈴(しちじょう かりん)
10月31日生まれの13歳。女性。
優花に憧れて、学都でたくさんの知識を得たが、学都成績1位の優花に勝てずに何度も勝負を挑んだことがある。
しかし、優花とは対抗しているため、優花の目の前では同じことはしない主義としている。
コロッセオ
昔の地上で栄えたと言われている古代文明の遺跡の建造物を似せて作った建物。「闘技場」というらしい。
構造から見ると、昔は「戦って楽しむ」ために作られたと学都の教授は推測している。
今は破損した部分を修復して、昔行われたやり方で使われている。
御神の森(みかみのもり)
作られた大地ベアルトリスに唯一緑が広がっている場所。
原初に緑が作られたといわれている。
森の中は侵入者を惑わす仕掛けがある。
風吹き峠(かぜふきとうげ)
御神の森西口の手前にある峠。
ベアルトリスで一番風が吹き、とても強いことで有名。
その風によって侵入者を森から遠ざける役目もある。
蛍火の花(ほたるびのはな)
昔の地上では深い森に自生していた花。
夜になると自然に発光して蛍火のようにきれいなところから名づけられた。
一部地域では違う色で光るものもある。
フォートレス
御神の森に守られた町。六条宮がある。
別名『森の町』。
六条宮(ろくじょうきゅう)
森の町フォートレスにある屋敷。別名『森の宮』。
当主は六条宮子(ろくじょう みやこ)。
六条紀実(ろくじょう きさね)
5月1日生まれの19歳。女性。
皆の憧れで、様々な争いごとや相談などに乗る。
色々な仲介を受け持ったことから年下であろうが年上であろうが『きさ姉さん』と一部では呼ばれている。
きさ姉さん
紀実のあだ名。米斗と理子が紀実をそう呼んでいる。
九条楓葉(くじょう かえは)
11月12日生まれの16歳。女性。
紀実の行動に憧れ、(元々仕えることになっていたが)仕えることを決意した。
剣の道には厳しく、剣の心も分かるらしい。
―第2章―
エリア
街道とは似ているが、実際に歩いて通る人は少ない場所。
1〜9まであり、それぞれの役目は今になって果たされていないものが多い。
1番、3番、5番の3つはベアトリーチェに直通であるが、公共の通路は1番エリアだけとなっている。
6番エリア
フォートレスとカタパルトエッジをつなぐ通路。
それぞれのエリアの場所は1番、5番を除いて御子家しか知らない。
カタパルトエッジ
塔の中枢にあたるエリアの一つ。
塔の管理には欠かせない移動手段である昇降機が9台ある。
ここからエリアを経由してそれぞれの街への移動も可能。
伍番機(ごばんき)
カタパルトエッジと旧都市をつなぐ昇降機。
参番機(さんばんき)
ベアトリーチェとカタパルトエッジをつなぐ昇降機。
ベアトリス
今の旧都市、またの名をスラムと呼ばれている都市区域。八条宮がある。
ベアトリスとは伝説の女騎士の名前からとったと言われている。
理子さまファンクラブ本部(りこさまふぁんくらぶほんぶ)
瑞穂がファンクラブ発足の起源点となった場所。
瑞穂は本部から離れてベアトリーチェ支部を拠点としているが、時々本部に帰ってきては本部に来る会員をこっそりベアトリーチェに連れてきているという。
八条宮(はちじょうきゅう)
旧都市にある屋敷。
当主は八条莉々子(はちじょう りりこ)。
孤児院(こじいん)
スラムにある、今のファンクラブ本部となっている建物。
子供好きな瑞穂が何度も顔見せをしていたため、管理委員となった。
実は院長や主要の係の人たちは今も続くスラムでの争いごとに巻き込まれて死んでしまった。
皇太子(こうたいし)
追われた宮家の王子のこと。
名前はフェンディル・ベアルトリス。
フェンディル・ベアルトリス
次代の王である男性。18歳。
総統と御子が行おうとしている真の大陸の政策に疑いを持ち、神聖軍と手を組みリーダーとなった。
米斗とは旧知の友であり、共に世界を変えようと誓った仲である。
神聖軍(しんせいぐん)
総統と御子が行おうとしていることに反感を持つ反乱分子と言われている。
神との親交を持つとも言われており、総統にとっては脅威となっている。
宮家軍(きゅうけぐん)
今の政治を仕切る総統を中心とした、今はバラバラとなった集団。
総統自身が直接指示を出すことは少ないが、御子たちがそれぞれの街の防衛をしている。
音譜(スコー)
唄が秘められているクリスタルのこと。
解読には共通点がなく、特定の家々にしか伝えられていないものが多い。
マグナ・カルタ
真の大陸創世の唄。
歌える者はごくわずかであり、今の世の中で歌えるものがいるのかは不明。
離れ孤島(はなれこじま)
→ロードス、ロードス島
ロードス
=ロードス島
ロードス島(ろーどすとう)
通称『離れ孤島』。神聖軍が宮家に追われて潜伏していた浮き島。
塔からのエネルギーを受け取り、なんとか本土と離れているが浮いている。
飛行艇(ひこうてい)
ベアルトリスの空中移動船。
高度技術により船に浮力をつけ浮き上がれる。
神聖軍はベアルトリス移動手段として数台所有している。
神聖軍本拠地(しんせいぐんほんきょち)
ロードス島にある建物のこと。名前からして、神聖軍が本拠地としている。
ロードスにあった自然資源に宮殿として造られている。
デグリメント
塔のコントロールを得るためのコア。
単体でも塔の操作が行えるが、発動方法を知る者はいない。
アグリメントと組み合わせることで塔にプログラムされている全ての命令を全て行うことができる。
アグリメント
デグリメントを発生させるもの。
デグリメントと組み合わせることでデアグリメントとして塔にプログラムされている全ての命令を行うことができる。
ディグリメント
デグリメントとアグリメントを組み合わせた大陸創世遺産。またはその装置。
本来は塔の緊急停止システムを作動させるために作られたものである。
大陸創世遺産(たいりくそうせいいさん)
ベアルトリスが空に作られた時に作られた装置、機械、建物などを指す。
精神世界トリコロン(せいしんせかいとりころん)
楽園と呼ばれる世界。
ダークサイドとも言われるようなとんでもない世界でもある。
涼歌はこの世界の経験者で、米斗によって永久なるこの世界から解放された。
中央宮(ちゅうおうきゅう)
宮家にあり、中央に建てられている塔。
神の世界へ行くシャトルとして建てられた真実もある。
神の世界(かみのせかい)
人々が想像上で創られている世界。
天上にあると言われ、人々は力を得ようと過去にさまざまな試みをしたが、失敗している。
神との戦争(かみとのせんそう)
大陸創世時から繰り広げられている戦争。
人々が空に大地を創ったことによって、神々が恐れて戦いを仕掛けた。
唄の岬(うたのみさき)
御神の森のさらに先にある大陸の先端にある岬。
そこには大陸創世の詩があるが、たどり着くには道を切り開く唄が必要。
クリエイター
唄の岬に入るために必要な音譜。
書かれている詩を歌うことで、唄の岬の結界の中に入ることができる。
空に羽ばたく青い小鳥(そらにはばたくあおいことり)
紀実が好きな歌。涼歌も好きで歌っている。
『空に羽ばたく青い小鳥』という歌いだしで始まることで有名。
―第3章―
紅の御子(あかのみこ)
大陸創世時の御子の一人。
蒼の御子と共に世界を守った。
蒼の御子(あおのみこ)
大陸創世時の御子の一人。
紅の御子と共に世界を守った。
神聖文字(しんせいもじ)
大陸創世時の宮家や御子が使ったと言われている文字。
今では読めないようになっているため、一時は研究の対象にされたが、全く解読できなかったために誰も読めなくなった。
創世の序曲(そうせいのじょきょく)
音譜クリエイターによって紡がれた詩。
名の通り、創世の音譜マグナ・カルタを手に入れるために必要。
約束の地(やくそくのち)
かの昔、ここで神との盟約が結ばれた場所。
御子による神聖な詩が歌われる場所でもある。
死の雲海(しのうんかい)
塔の上層部と失われた大地に浮かぶ雲。
生身はもちろん、特殊な飛行機でないと塔を越えることはできないし、塔の下にある雲も瘴気のようなものが漂っているらしい。
空に浮かぶ雲には黒き悪魔と呼ばれる魔物が住んでいるらしい。
黒き悪魔(くろきあくま)
死の雲海に住む魔物の呼称。正式名称は不明。
その魔物は雲海の影響を受けずに、そこに入り込んだものを襲うという。
この魔物に襲われた者は生きて帰ってこないという。
8番エリア
八条宮の裏にあるセクタエリア。
上層、中層、下層の3つがそれぞれ分離・独立している。
上層には格納庫と呼ばれる、飛行機をしまう場所があり、中層と下層は塔の最深部と呼ばれるバイダーに通じている。
だが、上層と中層は分離されており、中層はカタパルトエッジの九番機に乗り込まないと行くことができない。
クローレン大図書館(くろうれんだいとしょかん)
クローレンで一番大きい図書館。
世界の歴史書から娯楽書など、様々なものが揃っている。
カウントストップ
塔の最深層バイダーの最深部に封印されている音譜。
これを歌うことができれば、塔のシステムの一部を一時的にとめることができる。
バイダー
塔の最下層にあるエリアの名前。
塔のエネルギー供給の根元で、エネルギーの熱量が大きいため、滅多なことがない限り近づくこともない。
八条莉々子(はちじょう りりこ)
4月2日生まれ。女性。
瑞穂の母親で、八条家の当主を務めている。
一条家当主・一条真之介とは兄妹であり、一条家と八条家の仲を取りまとめる役目もある。
嫁ぎ先の八条家の当主となる者(彼女の夫となる者)が嫁いでから3年後に亡くなったため、八条家を取り仕切っているうちに当主となった。
ドラゴンフライ
八条莉々子が八条宮に来る時に載ってきたといわれている、異国の古代文明の遺産。
形がトンボに似ていることから、この名前が付けられたらしい。
銀の短剣(ぎんのたんけん)
一条家の当主に代々伝わる家宝級の短剣。
しかし、単に一条家の当主の証とされているだけで、短剣自体に価値があるわけではない。
9番エリア
優花と科鈴しか知らない秘密のエリアであり、9つあるうちのラストナンバーとなるエリア。
2人が知っているということは、クローレンの近くにあるのだろうかという推測しか立てられない。
古代文明の最高技術の宝庫だという噂がある。
ラムダ板(らむだばん)
塔の壁に使用されているもの。
鉄と銀とラムダ鉱石を超高熱で溶かした液を伸ばして固めて、それを溶接で幾重にも重ねていったもの。
簡単に曲げたり伸ばしたりできるが、一度曲げたら元に戻らないなどがあり、衝撃で壊れるという脆いところがある。
七条宮(しちじょうきゅう)
クローレン郊外にあると言われている屋敷。科鈴が幽霊が出ると言って近づけさせないようにしているところから、『幽霊の館』とも、一部で呼ばれている。
科鈴の家なのだが、優花に関するある事件をきっかけに、戻ることのなくなった家。
屋敷全体がその事件のままになっており、科鈴自身が忌々しい記憶を残しておくためにそのままにされている。
七条家殺人事件(しちじょうけさつじんじけん)
科鈴以外の一族全員が優花によって殺された事件のこと。
七条宮で起きたことから、「七条宮殺人事件」や「七条宮での事件」とも呼ばれている。
しかし、この事件の真相は、科鈴と優花のみ知っていることと、外部に漏れないように五条家が事件を隠している。
瑞穂の身の上話(みずほのみのうえばなし)
詳しくは、瑞穂のキャラデータや以後の文章にて。
一条家の呪い(いちじょうけののろい)
一条家の分家である、八条家にかけられた呪いとされているもの。
詳しくは、瑞穂のキャラデータにて。
カーペントリオ
優花と科鈴が9番エリアから持ち出した古代文明の建設機械。
材料と建てたい建造物の設計図を機械に読ませることにより、機械が操縦者にガイドをする。
人の速度を遥かに超える速度で完成させてしまうと、優花が言う。
ちなみに、命名は優花。
次元の止史曲(じげんのししきょく)
音譜カウント・ストップによって紡がれた詩。
カウント・ストップの起動と停止を、2つのパターンの歌い方によって操作ができる曲。
月詠みの丘(つきよみのおか)
八条家に伝わった星詠みの儀式を行う場所。
塔の外を一望でき、景色はとてもいい。
―第4章―
空に浮かぶ大陸
マグナ・カルタによって紡がれた大陸。ベアルトリスより高く浮かんでいる。
何者かの意思によって、ベアルトリスに攻撃を加えている。
第4章の舞台となる場所。
なお、この大陸には名前はなく、付けられることもなかった。
紅の御子の腕輪(あかのみこのうでわ)
紅の御子のみが真の力を解放できる腕輪。
解放された力は過去の文献にも知られていないらしいが、あらゆる災厄から世界を護るほどだと言われている。
なお、腕輪は開放しなくても、厄除け・厄退けにもなる。それは誰がつけても同じらしいのだが・・・?
唄を歌う部屋(うたをうたうへや)
三条宮のとある一室。普段は、客室である。
マグナ・カルタの詩が歌われる前の頃、米斗と涼歌は創世の最前線から離れて三条宮で暮らしていた。
芳乃美子(よしの みこ)
生月日不明。涼歌の1歳下。
涼歌直属の侍女で、涼歌の両親は歳が近いという理由もあって、彼女とは侍女の中では一番仲がいい。
彼女には精霊の呪いを解く力があるせいで、涼歌にかかっていた呪いを解くために生け贄となってしまった。
―第5章―
一条真之介(いちじょう しんのすけ)
1月15日生まれ。
理子の父親で、一条家の当主を務めている。
自らを顧みず、常に他人のためを考える人。
二条桃香(にじょう とうか)
3月3日生まれ。
朱禰の父親で、二条家の当主を務めている。
問題児である娘・朱禰が、自分の跡を継げるのかを一番心配している。
火虞耶(かぐや)
二条家を護り続けてきた守り神。
その力は火を司り、作られた刀は炎のように熱いと云われている。
絶空の岬(ぜっくうのみさき)
塔の周りにある、人が歩ける陸地の最も西に位置する場所にある岬。
かつてはここから先にも陸地が続いていたが、度重なる地震によって崩れ落ちてしまい、先端が岬のような形になってしまった。
―第6章―
唄の間(うたのま)
唄の岬にある一室。
唄の岬の最奥にあるので、そのまま「唄の岬の最奥」のことを指す。
実は、クリエイターで封印を解いた部屋がここである。
蒼の御子の音譜(あおのみこのスコー)
かつての蒼の御子が謳ったと云われている音譜。
世界の“器”を創るための唄であるが、内容を理解していないと暴発させてしまう。
第3章で涼歌が謳った唄で、どうやって覚えたのかは本人でも分かっていない。
紅の御子の音譜(あかのみこのスコー)
かつての紅の御子が謳ったと云われている音譜。
現在は紅の御子の力によって、約束の地に封印されている。
唄の内容は、世界の“中身”(いわゆる、秩序や自然の力などのこと)を創るための唄である。
約束の丘(やくそくのおか)
約束の地の最奥にある場所。紅の御子の音譜が封印されている。
入口は、唄の間で創世の次曲を謳い続けていないと開かない。
創世の次曲(そうせいのじきょく)
優花が大図書館にあった過去の文献から復元した音譜によって紡がれた詩。
紅の御子の音譜を手に入れるために必要となる。
紅の御子の腕輪を音譜の前にかざして起動させる。